しなやかさと品格を纏う。ヴィターレ・バルベリス・カノニコ
しなやかさと品格を纏う。
スーツのために磨かれてきた服地を、現代の和装へ。イタリアの美意識が育んだ軽やかさと美しい落ち感を、日本の装いが持つ直線の美しさに重ねます。

1663年から続く、
イタリア・ビエラの服地文化。
ヴィターレ・バルベリス・カノニコは、イタリア北部・ビエラ地方にルーツを持つ歴史ある服地メーカーです。1663年の史料には、バルベリス家が羊毛の織物づくりに携わっていた記録が残されています。350年以上にわたり、一つの家族が技術と美意識を受け継ぎながら、時代の装いに応える生地をつくり続けてきました。
ビエラは、アルプスの麓に広がる世界有数の毛織物産地です。良質な原料を見極める力、糸づくり、織り、仕上げまでを積み重ねる土地の文化が、手に触れた時の柔らかさと、仕立てた時の端正な佇まいを支えています。
長く受け継がれたものを、そのまま保存するだけではなく、今を生きる人の装いへと更新する。カノニコの服地と栄時の和装が出会う理由は、そこにあります。
柔らかさ、軽やかさ、
そして控えめな艶。
カノニコを代表する梳毛生地は、羊毛の繊維を整えてから糸にすることで、表面がなめらかに仕上がります。身体の動きに沿うしなやかさと、華美になりすぎない光沢が、着る人の立ち姿や所作を自然に引き立てます。
仕立て映えする落ち感
ふっくらとした質感と滑らかなドレープが、上衣や羽織に端正な輪郭を生みます。
動きに寄り添う軽さ
肩や腕の動きを妨げにくく、会食や移動を伴う日にも自然な着心地へ整えられます。
光を静かに受ける艶
室内照明の下でも派手に主張せず、色の奥行きと上品な表情を感じさせます。
洋服地を和装に仕立てる、
四つのメリット。
洋服のために培われた服地の機能と、和装が持つ直線的な美しさ。その二つを重ねることで、伝統的な佇まいを保ちながら、現代の街や仕事の場にも自然になじむ一着が生まれます。
立ち姿に、滑らかな輪郭が生まれる
柔らかな落ち感が身体の線を包み、和装の直線を硬く見せすぎません。歩く、座る、振り返るといった動きにも生地が自然に沿い、所作を美しく見せます。
長い時間も、軽やかに過ごせる
生地の厚みと用途を適切に選ぶことで、羽織や上衣を軽やかな着心地に仕立てられます。会食、観劇、移動を伴う仕事など、着用時間が長い日にも取り入れやすくなります。
現代の空間や洋服と調和する
スーツにも用いられる色調や織り柄は、ホテル、レストラン、オフィスなどの空間と好相性です。袴だけでなく洋装のパンツや革靴とも合わせやすく、装いの幅が広がります。
控えめな艶が、品格を支える
強く飾らなくても、生地そのものの奥行きが装いを整えます。式典や人前に立つ場面では、相手への敬意を示しながら、自信を持って立てる佇まいへ導きます。
仕立てる形によって、
生地の魅力が変わる。
羽織
軽さと穏やかな艶が最も生きる仕立ての一つ。洋装のジャケットに近い感覚で取り入れやすく、装いに奥行きを添えます。
上衣・長着
滑らかな落ち感が身体を包み、すっきりとした輪郭をつくります。袴と合わせても、単衣の装いとしても現代的な印象です。
袴
柔らかな生地は軽快な表情になります。袴らしい襞と輪郭を保つため、厚みや張りを見極め、適した品番をご提案します。
- 和装にも、さりげない上質感を求める方
- 伝統と現代性が調和した装いを楽しみたい方
- 軽さや動きやすさを大切にしたい方
- 会食、観劇、式典、仕事の場に自然になじむ和装をお探しの方
季節と場面に合わせて、
生地を選ぶ。
カノニコには、通年向けの梳毛から、温かみのあるフランネルまで幅広いコレクションがあります。ブランド名だけで決めるのではなく、着用する季節、場所、仕立てる形まで考えて選ぶことが大切です。
端正で、使いやすい梳毛
Super 110'sウールを用いた代表的な通年シリーズ。しなやかさと実用性の均衡がよく、上衣や羽織など、さまざまな場面に向けた生地選びの基準になります。
柔らかな陰影を楽しむ
起毛した表面が空気を含み、秋冬らしい温かみと深い色の表情を生みます。季節感のある羽織や長着を楽しみたい方に向いています。
生地は、装う場面からお選びします。
同じブランドでも、織り、厚み、季節感によって表情は異なります。着用される場面、時期、仕立てる商品、お好みを伺いながら、ふさわしい生地をご案内します。
生地・商品について相談する参考:KIMONO-TAILOR / Vitale Barberis Canonico公式
