ABOUT EIZI

二千年の時を纏い、まだ見ぬ自分へ。

和装は、過去を飾るためのものではありません。先人たちが装いに託した礼、覚悟、祈りを受け取り、今を生きる私たちの心と所作を整え、次の一歩を支えるものです。

MY STORY

私が好きなのは、着物ではなく、
着物を着た人の笑顔です。

私は、着物を「もの」として眺めていたいわけではありません。
伝統文化だから、ただ守らなければならないと思っているわけでもありません。

もちろん、受け継がれてきた技術や美しさには、深い敬意があります。
けれど、守るだけでは、いつか人の暮らしから離れてしまう。

本当に大切なのは、

今を生きる人の人生の中で、
必要とされる形へ進化させることだと思っています。

和装は、人生を豊かにするためにあるべきものです。

ORIGIN幼い頃から
抱いていた問い

私は、両親が営む呉服屋のもとに生まれ、幼い頃から着物に囲まれて育ちました。

けれど子どもの頃の私は、ずっと不思議に思っていました。

なぜ、人は着物を着るのだろう。

なぜ、普段ほとんど着ないものを、
それでも大切な時に選ぶのだろう。

なぜ、着物を着た人の周りには、
あんなにも嬉しそうな顔が生まれるのだろう。

その答えが、少しだけ分かった出来事があります。

十九歳、最初のお客様

十九歳で修業に入って間もない頃、初めて訪問したお宅で、お孫様のための振袖をお選びいただきました。

数年後、そのご家族から伺ったお話です。

おばあ様はご晩年まで、お孫様の晴れ着姿を思い出されては、

「綺麗だったね、綺麗だったね」

と、何度もお話しされていたそうです。

「あなたが来てくれたおかげで、家族が同じ食卓を囲み、
たくさん話ができるようになりました。ありがとう」

涙ながらにいただいたその言葉が、私の仕事の意味を教えてくれました。

WHAT I LEARNED

その時、私は知りました。

着物は、自分だけのために着るものではない。
人を美しく見せるだけのものでもない。

その人の大切な一日をつくり、
誰かの心を動かし、
何年経っても思い出される時間を残すことができるものなのだと。

着物を着る機会は、人生の中でそう多くありません。
けれど、その一日は、その人の人生に深く残ることがあります。

人前に立つ日。大切な人と向き合う日。文化に触れる日。人生の節目を迎える日。自分自身をもう一度整えたい日。

その日を、ただの一日にしたくない。
その時間を、忘れられない記憶にしてほしい。

私は、そのために和装の仕事をしています。

OUR APPROACH

一着をお渡しして終わりではありません。

その人がその装いでどんな時間を迎えるのか。
どんな表情で立つのか。
誰と向き合い、何を感じるのか。

そこまで想像して、一つひとつの仕事と向き合いたい。

EIZI'S PURPOSE

着る人が、自分らしく堂々と立てるように。
その場にふさわしい品格をまとえるように。
そして、その一日が人生の記憶に残る時間になるように。

栄時は、和装をただ売るためのブランドではありません。

和装を通じて、人の人生に残る時間をつくる。

そのために、私たちは伝統を守り、同時に進化させていきます。

着物屋栄時 坂本洋平

THE INHERITED SPIRIT

先人の思いは、装いの中で生き続ける。

日本の装いは、およそ二千年の時をかけて、暮らし、祈り、礼節とともに形づくられてきました。袖の運び、衿の重なり、帯を結ぶ所作、袴を穿く姿。その一つひとつには、人と場を敬い、自らを律し、次の世代を思う心が息づいています。


私たちは、過去と同じ暮らしに戻ることはできません。しかし、先人たちが装いに託した心を受け取り、今の生き方に重ねることはできます。和装を身につけることは、長い時間の流れに自分を置き直し、これからどう在りたいかを静かに問い直すことだと、私は考えています。

着物屋栄時 坂本洋平の袴着用写真
HAKAMA / PRIDE / DIGNITY
THE SPIRIT OF HAKAMA

袴には、日本の誇りが
織り込まれている。

衣偏から言偏へ

「袴」という字の衣偏を言偏に替えると、「誇」という字になります。
私たちはそこに、袴という装いが持つ意味を重ねています。

袴は、単なる衣服ではありません。

日本人が大切にしてきた誇り、礼、覚悟、そして人と向き合う心が込められた装いです。

SIX PLEATS

袴には、前に五本、後ろに一本の襞があります。
それはただのデザインではなく、人として大切にしたい精神を映すものとして受け継がれてきました。

人を思いやること。礼を尽くすこと。信頼を重ねること。正しい道を選ぶこと。物事を見極めること。

袴を穿くということは、誰かを演じることではありません。

自分の内側にある誠実さや覚悟を呼び起こし、
その場にふさわしい自分で立つこと。

栄時は、現代の人が無理なく穿ける実用性と、袴が受け継いできた精神性を両立させたいと考えています。

着やすさの先に、着る前とは少し違う自分に出会える一着を届けたい。

そう願いながら、私たちは袴づくりに向き合っています。

袴に込められた襞の意味については、また別の記事で詳しくご紹介いたします。

DESIGNED FOR DIGNITY

正式な場で、胸を張って立つために。

栄時が目指したのは、和装を流行のファッションとして見せることではありません。式典、会合、神社仏閣での行事、伝統文化の席など、敬意と責任が求められる正式な場で、着る人が自信を持ち、堂々と振る舞える装いをつくることです。


立った時の輪郭、歩いた時の袴の動き、座った時の収まり、長い時間を過ごす際の着心地まで考え、何度も試作と改善を重ねました。簡単に着られることは入口であり、その先にあるのは、胸を張り、相手と場に礼を尽くせる佇まいです。


これまで、経営者をはじめ、神社仏閣に携わる方、政治や芸能の世界で活動する方、伝統文化を受け継ぐ方々にも着用いただいてきました。異なる立場の方々に選ばれてきたのは、華美に飾るためではなく、その人の覚悟と役割を静かに支える装いであるからだと考えています。


受け継がれてきた和装の品格を損なわず、現代の正式な場面で自然に立ち居振る舞えること。栄時は、そのための和装を形にしています。

MY RESOLVE

「未来はない」と言われた業界に、未来をつくる。

かつて私は、着物業界の先輩方から「君たちの時代に未来はない」と言われました。両親が私を育て、働く人たちが家族を支え、お客様の人生に喜びを残してきた仕事が、未来のない仕事であるはずがない。その悔しさが、私の覚悟になりました。


着付け教室を始め、独立し、何度も行き詰まりました。そのたびに支えてくれたのは、お客様の笑顔、社員や仲間の言葉、そして自分につながる先人たちの存在でした。見えないところから応援されていることに気づいた時、もう一度前を向く力が湧いてきました。


だから私は、着物文化をただ保存するのではなく、現代の暮らしに合う形へ整え、着る人、作る人、伝える人が誇りを持てる、夢のある業界として未来へ渡したい。栄時は、その決意を形にするためのブランドです。

着物屋栄時 坂本洋平

THE VALUE WE DELIVER

装いが変わると、立ち姿が変わる。やがて、生き方が変わる。

栄時がお届けしたいのは、一着の衣服だけではありません。自分を整える時間、人と向き合う時の品格、文化に触れる喜び、人生の節目にふさわしい佇まい、そして日本人としての静かな誇りです。


二千年の時を越えて受け継がれてきた思いを纏い、自分の役割を見つめ、未来へ踏み出す。その変化に寄り添うことが、栄時の仕事です。

CONSULTATION

どのような自分として、装いますか。

茶道、会食、式典、文化行事、日常の外出、そして大切な仕事の場。着用される場面と、その場で大切にしたい思いを伺いながら、ふさわしい装いをご提案します。

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NEXT

装う場面から、一着を考える。

茶道、会食、式典、日常。それぞれにふさわしい装いをご覧ください。

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