袴に込められた、先人達の念い
皆さん、こんにちは。
今日は、新しい袴の開発と研究を進める中で得た洞察について語りたいと思います。
「新しい事を始めるうえで、変えてはならないこと。そして、時代の変化と共に進化すること」。この二つが私たちが袴の研究開発を進める上での大きな指針となりました。
正直なところ、挫折しそうになる瞬間も何度もありました。しかし、そうした困難を乗り越えるたびに、原点に立ち返り、袴自体に問いを投げかけるようになりました。
袴はいつの時代に生まれたのか。何故、袴という字が生まれたのか。何故、袴がこの形になったのか。何故、袴をはくのか。そして、何故、私たちは袴を創ろうとしているのか。
これら一つ一つの問いから、「袴」と「誇り」の関連性に気付きました。それぞれの答えを追求し、謎が解けていくことで、袴の魅力にさらに引き寄せられていきました。
袴という字は、衣編(ころもへん)に「夸」と書きます。そして、衣偏を言偏(ごんべん)に変えると、「誇り」という字になります。袴には誇りが深く結びついているのです。
この洞察から、袴は単なる衣装ではなく、私たちの誇り、先人達の念いが詰まった象徴であると改めて認識しました。新しい袴の開発を進める上で、変えてはならない伝統と価値を保ちつつ、時代と共に進化していく新たな可能性を追求していきたいと思います。
皆さんも、袴に込められた先人たちの念いを感じ取りながら、その美しさと意味を深く理解し、誇りを持って身につけていただければ幸いです。