2016/07/07

【日本の背広】変えてはならないもの

袴の研究開発を進めるうえで、変えてはならないもの、時代の変化とともに変えていく事を大切に取り組んでまいりました。

袴は、衣編(ころもへん)に「夸」、と言う字を書きます。

衣偏を言偏(ごんべん)に変えると、「誇り」と言う字になります。

この繋がりを調べていくと、袴には、先人達の念いが込められている事に気付か
されました。

袴には前に5本の襞(ひだ)があり、後ろに1本の襞があります。
これは、袴を身に付けられる方が、何を学ぶかによっても捉え方が違います。

一般的に知られているのは、武士道の剣道や弓道、合気道等             五倫五常「仁・義・礼・智・信」を身に付けることによって「誠」の精神を身に付けるとされています。これは儒教の教えで、新撰組の「誠」を意味します。

次は、神職の方が身に付けている袴、こちらは武士道とは順番が異なり       「仁・礼・信・義・智」となります。                       この5つを身に付けることによって、徳が得られるとされています。

この順番は、西暦 604 年に聖徳太子が制定された、冠位十二階の順番になります。   冠位十二階は、6 段階を 12 色に分けて、現在でも様々な所で使われています。

更に、日本人とは?と言われた時

愛があり、礼儀正しくて、信用があり、正しい行いを守り、智恵がある、これが日本人であり、日本人の誇りでもあると定義づけが出来ます。

現代でも、成人式、卒業式、結婚式に袴を身に付けるのは、「仁・礼・信・義・智」を身
に付けている証や学んでいると言う意味でもあります。
また、5歳に初めて「袴の義」と言うのがありますが、これから徳を身に付けると言う誓いでもあります。

形だけに囚われすぎず、先人達が袴に込めた、意味/念いを大切に、2年間、開発を行ってまいりました。

この袴に込められた【意味・念い】を知り、身に付けることで、日本人としての誇りと、気づきを得られると信じております。

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